環境に配慮した印刷

野崎印刷紙業は、豊かな地球環境を次世代へ引き継ぐ社会的使命と地域社会への貢献のために環境保全に努め、環境への影響を考慮して行動しております。

森林の適切な保全と利用、持続可能な森林管理を実現するためのFSC®森林認証制度や、環境に配慮し、負荷を軽減するためのバイオマスインキや水性フレキソインキ、植物油インキなども使用しています。

FSC®森林認証

森林の保全と利用を実現するために 森林を適切に管理し、そのような森林から生産された木材を使って製品を作り、流通させ、消費者に届ける。
このように森林の望ましい管理方法と、その森林に由来する製品を認証する「森林認証」という制度があります。

野崎印刷紙業はFSC®認証を取得しております。
FSCマークは国際基準を満たす「適切な森林管理」をされた認証林からの木材やその他、リスクの低い由来からの原材料から作られた製品につけられるマークです。

※表記するためには、認証を受けた企業の適正な管理のもとで製品を製造・加工する必要があります。

環境配慮型インキ

水性インキ

水性インキは、溶剤として「水」または「水とアルコール等」を主に使用したインキで、芳香族有機溶剤等を 含まないため、作業環境の改善が図れると同時に、VOCの削減、ひいてはCO2削減に効果があります。
(VOCとは揮発性有機化合物の略)

●水性フレキソ印刷
フレキソ印刷は、ゴムや樹脂など弾性のある版を用いた凸版印刷方式です。 従来印刷が困難な基材である紙、 レーヨン紙、和紙、不織布といった原反に対応しています。 有機溶剤の含有量が限りなくゼロに近い水性インキ を使用した水性フレキソ印刷は、安心・安全を考えるパッケージに最適です。
そしてさらなる環境対応への製品を提供できます。
※当社では軟包装・紙袋の印刷に使用しております

バイオマスインキ

バイオマスインキは、動植物由来などの生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造したインキです。
バイオマス成分の含有率(乾燥重量比) 10%以上がバイオマスインキとして認定されています。

ボタニカルインキ

ボタニカルとは「植物の」という意味を持ち、化石資源に代わるバイオマス資源(生物資源)の中でも特にCO2排出量の 削減効果が高いといわれている植物由来の材料を10%以上使用したインキです。
(※)ボタニカルインキは、サカタインクス株式会社の登録商標です。

植物油インキ

インキ中に含有する植物油、または植物油を原料とした化合物との合計が含有基準量以上のインキです。

※当社では、一般の植物油インキ以外にも、石油系溶剤を全て植物油に置き換え、VOC値を1%未満に抑えたNON VOCインキもご用意しています。

LED-UVインキ

従来の油性インキは印刷後に乾燥させるために時間がかかりますが、UVインキは印刷した紙に紫外線(UV)を照射することでインキを瞬時に硬化させます。

従来の水銀やメタルハライドのUVランプを高出力型LEDに変更した結果、LEDが持つ本来の低消費電力性と、LEDは印刷待機時の点灯が不要となることで光源部分の消費電力が大幅に抑えられました。
またUV硬化となったことで、乾燥工程から出る熱も従来方式と比べ大幅に削減でき、温室効果ガスの削減対策になっています。
SDGsの観点からも、LED光源が長寿命・オゾンレスであることは環境負荷削減効果につながります。

UVインキは従来型の油性インキで使用されていた、VOCを大幅に削減しています。またLED-UV専用の高感度UVインキは、更に少ない電力でインキの硬化が可能なため省エネとなり、材料面から環境対策と温室効果ガスの削減に貢献します。