健康経営の取り組み

健康宣言

健康宣言

当社は事業を通じてステークホルダーの皆様に一歩先を行く満足と喜びを提供することを使命としており、その実現には、当社で働く従業員全員が、明るく・元気に・いきいきと働ける職場づくりと人づくりが重要と考えます。

「人が健康になることで、企業が健康になる」を目指す姿とし、一人ひとりのこころとからだの健康を維持増進できる環境づくりに取り組むとともに、健康意識の向上に寄与し、最大限のパフォーマンスを発揮することで、企業価値の向上を図ります。

代表取締役社長 野﨑 隆男

健康経営方針

従業員全員が明るく・元気に・いきいきと働ける職場づくりと人づくりを目指します。

  • 健やかに働き続けられる心身の健康増進と予防
  • 心身を健康に導くヘルスリテラシーの向上
  • 働きやすさと働きがいのある職場環境の醸成

野崎印刷紙業株式会社は、この3つの目標を達成することで個人が持つ力を最大限に発揮し、企業の健康そして社会の健康の実現に向け、健康経営を推進してまいります。

KGI:プレゼンティーイズム16% ・ ワークエンゲイジメント65%(目標達成年度2030年度)

健康推進体制

最高健康責任者(代表取締役社長)のもと、健康管理中央委員会を主体とした健康推進体制を構築し、全国健康保険協会、産業医や保健師、労働組合と連携を図りながら、従業員の健康増進に取り組んでおります。

戦略マップ(単年度)

当社の重点課題

項目 課題 取り組み 目標値
生産性向上 運動習慣者比率の向上
朝食欠食者の削減
睡眠休養感の向上
■ 全社でのラジオ体操実施による運動器の改善
■ 朝食を摂る習慣の推奨
■ 保健師による睡眠関連指導
運動習慣者比率25%
朝食欠食者率 15%
睡眠休養感  70%
ワークライフバランス 高ストレス事業所の職場環境改善 ■ 全社でのストレスチェックの実施と集団分析
■ メンタルヘルス改善意識調査の実施
■ 社内相談窓口の設置
高ストレス者率17%
ワークライフバランス充実度
60%
生活習慣病等の予防 特定保健指導該当者の削減 ■ 保健指導の実施
■ 特定保健指導実施率向上に向けた促し
■ 有所見者への再検査の受診勧奨
特定保健指導該当者率
20%
女性の健康維持 女性特有の健康課題の未然防止
症状緩和のための教育
男性管理職への理解度向上
■ 女性特有の健康課題に関するセミナー セミナー理解度
100%

具体的な取り組み

生活習慣病対策

健康診断

健康診断受診率100%を実現するため、健康管理システムを社内で構築し、健康診断受診状況や精密検査受診の状況を管理するとともに、保健指導勧奨の強化に取り組んでおります。

特定保健指導実施率の向上

各事業所において特定保健指導実施の支援担当者を設置し、就業時間内に実施できる体制を整えるとともに、オンラインでも実施できる環境を整備しております。
若年層については保健師による保健指導を導入し、将来の特定保健指導該当者の低減に取り組んでおります。

食生活の改善

保健師による相談窓口を設置し、面談や電話、社内チャットでの相談ができる体制を整備しております。
(全従業員に占める対象者比率100%)

喫煙に対する取り組み

2025年4月より毎週水曜日を喫煙習慣について考える日として「ノースモーキングデイ」を設定するとともに、喫煙者を対象にしたeラーニングにより、喫煙に対するリテラシーの向上及び行動変容を促す取り組みを実施しております。
また、受動喫煙防止のため、喫煙場所がある事業所は完全分煙、喫煙場所がない事業所は全面禁煙としております。

運動習慣の定着に向けた取り組み
ラジオ体操の様子1
ラジオ体操の様子2

2025年4月より「有酸素運動とストレッチを兼ね備えた究極の全身運動」といわれるラジオ体操を全事業所において実施しております。以前から実施していた工場だけでなく、営業所等でも「朝からシャキッとする」と好評です。
(全従業員に占める対象者比率 98.8%)

ヘルスリテラシーの向上

(2025年4月~9月 実施セミナー)
テーマ 対象者 内容 回数 参加率 理解度
管理職教育 全管理職 ①「パワハラにならない指導の仕方」
②「よりよい人間関係を築くためのコミュニケーションのコツ」
2 100%
100%
97.4%
81.1%
女性特有の健康課題 全管理職 ①「なぜ女性の健康対策が必要か」「女性ホルモンと生理」
②「更年期」「女性に多く見られるがん」
2 94.7%
84.2%
89.4%
90.0%
喫煙率低下 喫煙者 「喫煙が身体に及ぼす影響について」
1 75.0% 82.1%
感染症対策 全従業員 「ワクチンリテラシーを高めよう」 1 91.7% 78.2%
運動習慣の定着 全従業員 「1日8000歩/うち20分の速歩きで生活習慣病の発症率が1/10に!?」 1 87.6% 86.2%
社内アプリによる情報提供

社内アプリである『社内掲示板』を用いて健康情報を不定期配信し、朝食の大事さや、睡眠の重要性、介護保険制度の基礎情報など、従業員のリテラシー向上に役立つ情報提供を行っております。

ワークライフバランスの推進

働きやすい職場環境の醸成
  • 時間外労働の制限を設定し長時間労働を抑止
  • 有給休暇の取得奨励やテレワークの導入
  • 高年齢従業員が使用できる傷病時の年次有給休暇ストック制度を整備するとともに、危険マップを作成し周知
ライフイベントへの支援
  • 育児による短時間勤務制度(小学校2年生まで)
  • 育児/介護終了後の同条件復職を保障
  • 仕事と介護の両立支援に向け実態を調査するとともに、個別相談制度を整備
私病等に関する復職、両立支援の取り組み
  • 復職配慮に必要な情報を得るため、主治医による意見書様式を作成する等、復職支援体制を構築
  • がん等の私病をもつ従業員の健康情報について適切な情報管理体制を整備
  • 休業期間中や復職後における相談窓口を設置

メンタルヘルス対策

ストレスチェックの実施と実施後対応

メンタルヘルス不調の早期発見や職場環境改善を目的に50人未満の事業所を含めた全事業所において、ストレスチェックを受けられる環境を整備しております。
個人への結果報告に加え、職場には集団分析結果をフィードバックして必要な支援をすることで、職場環境改善や社員の心の健康づくりをサポートしています。

相談窓口の設置

保健師による相談窓口を設置し、面談や電話、社内チャットでの相談ができる体制を整備しています。

コミュニケーションの促進
社内イベント画像1
社内イベント画像2

労働組合への金銭援助により共同開催によるイベントを実施。日帰り旅行やボウリング大会、食事会等、毎年趣向を凝らしたイベントを開催し、コミュニケーションの促進を図っております。
(全従業員に占める対象者比率85.1%、対象者に占める参加者比率39.9%)

感染症対策

従業員全員が感染症のワクチンに関する情報を適切に理解し、それに基づいて行動する能力を高めるため、全従業員を対象にeラーニングを実施しております。

サプライチェーンの健康促進

取引先各社のメンタルヘルス不調による退職者の低減を目的に、臨床心理士を講師に迎えたメンタルヘルス講座をオンライン開催し、20社にご参加いただきました。

労働安全衛生

事業所の安全衛生水準の向上を図るため、労働安全衛生に取り組んでおります。
労働災害の発生状況や原因、対策等については、各事業所の労働安全衛生委員会や、労使協議の場である労働安全衛生管理中央委員会において情報共有されており、異なる事業所での水平展開を図ることにより、労働災害の未然防止を図るとともに、労働者の健康増進に努めております。

労働安全衛生管理中央委員会の活動
  • 開催回数(2024年度 12回)
  • 労働災害の防止策の共有やストレスチェックの集団分析結果を活用した職場環境改善
労働災害件数
2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
1件 5件 6件 0件 8件

※2020年度より死亡災害などの重篤災害は0件です

指標

健康指標

健康状態及び就業 2024
定期健康診断受診率 95.9%
精密検査受診率 60.0%
適正体重維持者率(※1) 61.6%
有所見者率 (D以上かつ治療中を除く) 44.6%
特定保健指導該当者率 23.1%
ストレスチェック受検率 98.6%
平均年次有給休暇取得率 53.0%
平均月間所定外労働時間 6h
平均勤続年数 21.0年
意識変容及び行動変容 2024 2025
喫煙率 22.4% 22.0%
運動習慣者率(※2) 22.8% 28.8%
朝食欠食者率 24.8% 26.3%
睡眠休養感 50.7% 59.8%
飲酒習慣リスク者率 13.9% 13.3%
ヘルスリテラシー(※3) - 3.61点
19~39歳直近3年間の定着率 54.6% -

(※1)BMIが18.5〜25未満の者の割合

(※2)1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施している者の割合

(※3)伝達的・批判的ヘルスリテラシー尺度により計測

パフォーマンス指標

2024 2025
アブセンティーイズム
(病気による休暇取得の日数を従業員アンケートで聴取※)
実績値 - 3.1日
測定人数 - 486人
回答率 - 97.6%
プレゼンティーイズム
(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)
実績値 19% 18%
測定人数 460人 483人
回答率 93.1% 98.6%
ワークエンゲイジメント
(ユトレヒト・ワークエンゲイジメント尺度)
実績値 3.5点 3.6点
測定人数 475人 486人
回答率 95.8% 97.6%

※遅刻早退を含む