社長のご挨拶

人とのご縁を大切にし、技術とアイデアでご要望にお応えする

お客様の要望に+αでお応えする

当社は慶応4年に呉服札で創業して以来、たくさんのお客様とのご縁を大切にし、積み重ねてきた技術とアイデアで時代のニーズに沿った製品をご提供してまいりました。「お客様の要望に+αでお応えする」を企業理念に掲げ、紙器、軟包装、情報機器・ラベルなどを中心とした事業を展開しております。
近年は、「マーケティングや販促、生産管理などを効率的に行いたい」「商品のセキュリティを高めたい」というお客様のご要望により、QRコードをはじめとする様々なコードを付与した製品もご提供しており、お客様からはビジネスに役立つ情報を収集・活用できるとご好評いただいております。

事業の再構築とご縁への感謝

私は44歳で社長に就任いたしましたが、就任以前よりお取引させていただいているお客様も非常に多く、ありがたいことに現在では約11,000社のお客様とお取引がございます。
この20年で経営環境は大きく変化いたしました。紙に代わり情報媒体としてデジタル機器の利用が増加していく中で、当社においても主力製品であった商業印刷は需要が減少し、一時は業績が伸び悩んだ時期もありました。そんな中、お取引していた企業のご担当者が転職され、その方が転職先の会社に当社をご紹介して下さったことで、大きな取引に繋がったということがありました。
私は、収益性回復には事業環境を改善しなければと日々考えておりましたが、事業を継続していくということは、ご縁を大事に育てていくことでもあるのだと、その時痛感いたしました。会社として、出会いをご縁に育てることを意識するとともに、バランスシートのスリム化やパッケージ事業への本格参入など、事業環境の改善も着実に積み重ねてきたことで従業員の意識も徐々に変化し、現在は安定的な収益を創出できる事業体制を構築しつつあります。

期待していただける存在に

「株主の皆さまにしっかりと利益還元すること」「従業員にこの会社で働いていてよかったと思ってもらうこと」そして「あの会社があってよかったねと言われるような製品を提供すること」この3つが当社の存在意義であると考えます。
当社が皆さまに期待していただける存在となるべく、まずは2024年4月に策定した中期経営計画「nozaki 2024-2026 “SHINKA”」に掲げる「高付加価値の創出・生産効率の改善・人的資本の強化」に真摯に取り組み、さらなる企業価値の向上に努めてまいります。
今後とも野崎印刷紙業へのご支援、ご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 野﨑 隆男